ハロウィン、クリスマス、お正月…と秋から冬はイベントが目白押し。
初めてだけど、イベントに向けてお菓子作りをしてみたい!という方、道具を買おうとしたときに、こんなことを思っていませんか?
・これからお菓子作りを始めてみたいけど、何から揃えたらいいの?
・お菓子道具って結構高いし、買うなら失敗したくない…
・色々あるけど、最初に必要なものって何?
という方に、お菓子作り歴10数年の私が、まずは最低限これだけ揃えておきたい!という道具を7つご紹介します。
私も過去に色々道具を買いましたが、
・結局、ぜんぜん使えなかった
・初めからこっちを買っておけばよかった…
というものが多々ありました…
これから新しいものを買う方はそんな失敗をしないように、選ぶ基準と私の体験談、失敗談も含めてお伝えしますね。ぜひ参考にしてみてください!
あった方がいいお菓子道具7つ

これがあれば、ホットケーキ、クッキー、カップケーキくらいは作れますよ!
①カーブがあるボウル
②一体型のゴムベラ
③風袋引き付きの電子スケール
④ワイヤーが8本の泡だて器
⑤俵型ビーターのハンドミキサー
⑥網が2重の粉ふるい(ストレーナー)
⑦何度も使えるオーブンシート
では、詳しく説明しますね。
①カーブがあるボウル
料理を作る時のボウルなら既にあるかもしれませんが、お菓子作りに必要なのはそれとは別のものがおすすめです。
《選ぶ基準》
・深さがあるもの
・底に溝がないもの
・底と側面のカーブが丸くなっているもの
上記のようなボウルを選んでください!
ちなみに、あまりよくないのは以下のようなボウル。私も以前はこれを使っていました。

取りきれない生地が溝に残ってもったいないし、何度もゴムベラでこそげるのでせっかく泡立てた生地の泡がつぶれてしまうことがよくありました。
私が今、使っているのはこのcottaボウルです。

上の条件を満たしていて、とても混ぜやすく、深さがあるので卵や生クリームを泡立てる時にも周りに飛び散りにくいです。
それに底に溝がなく、立ち上がりのカーブもなめらかなので、ゴムベラで生地をとりやすいところが、本当にいい!

効率よく混ぜて生地をとるならこのボウルが特におすすめ!
ポイントを使いたいならAmazonや楽天でも売っていますが、cottaサイトが最安値ですよ!
ちなみに、無印良品のステンレスボウル、柳宗理のステンレスボウルも同じような形です。
②一体型のゴムベラ
ゴムベラもいろいろありますが、これから買うなら
《選ぶ基準》
・ヘラと柄が一体となっているもの
・耐熱温度が200度以上のもの
これを選んでください。
ヘラと柄が分離するもの、耐熱温度が80度くらいのもの、は避けたほうがいいです。
ヘラと柄が分離するものは一見、取り外して洗えて便利そうですが、取り外した隙間に水や汚れが溜まってしまい、不衛生になりがちです。
また、ジャムやプリンのカラメルを作る時に耐熱温度が低いとゴムベラごと溶けます!!
以前、100円均一のゴムベラでキャラメルクリームを作ったら、ゴムベラが溶けて半分なくなりました…!

安かったけど、結局1回で無駄に…材料ももったいないし、初めから耐熱のゴムベラを買えばよかったと後悔しましたよ。。
私が使っているのは小嶋ルミ先生監修 シリコンヘラです。

一体型でしなりがあり、ボウルにもフィットして生地が取りやすい!もちろん、耐熱温度も204度です。
cottaボウルと合わせて使う、小嶋ルミ先生のお菓子を学びたいならこちらがいいと思います。
他にもおすすめなのはタイガークラウン(CakeLand)のゴムベラ。



これは某アルファベットのお料理教室でも使われていて、柄の芯が固くて持ちやすく長めなので作業がしやすいです。
お値段もお手頃だし、Amazonでもベストセラー。かれこれ8年ぐらい使っていてさすがに一部欠けましたが、かなり丈夫でお料理にも便利!
食洗器にガンガンかけても無事でした(笑)
③風袋引きつきの電子スケール
私はタニタキッチンスケールで0.1gまで計測できるものを使っています。


取り外せるゴムのカバーがついていて、これが滑り止めになって便利です。
私が持っているのは古い2010年版モデルですが、現在は新しい2017年モデルがでています。
電子スケールを選ぶ基準としては、
《選ぶ基準》
・風袋引き(容器の重さを除く)機能がついている
・1g単位から計れるもの
・2Kg~3Kgくらいまでの重さも計れるもの
・モノを載せる部分が13cmくらいあるもの(写真参照)
といったことがあればOKだと思います。
え?お菓子で3Kgも計るものないよね?
と思った方も、ボウルをスケールに乗せながら計ると重くなることもあるので3Kgまで耐えられるものにしておいた方が何かと便利ですよ。
お菓子作りは正確な計量が大事です!
大体これくらいでいいや~で作ると、甘みが足りなかったりふくらみが悪かったりして失敗しちゃいますからね。
④ワイヤーが8本の泡だて器
これも、いろいろありますが私のおすすめはこれです。

プロも使っているもので値段が高くてずっと買うのをためらっていましたが、これは買ってよかった!混ざるスピードが全然違って速いっ!
ワイヤーの数と隙間、しなり具合がちょうどよく、卵がよく絡んですぐに溶きほぐせます。しかも、水が入りにくくて衛生的、食洗器対応!
泡だて器も100円均一のものからもっと高いものまでピンキリですが、
《選ぶ基準》
・適度なしなりがある
・ワイヤーの数が多すぎない
・ワイヤーの開き方が適度に広い
ものを選ぶのがいいと思います。
ちなみに私が過去に買った泡だて器はこちら。

右がおすすめの泡だて器でワイヤーが8本、真ん中は6本、左は12本です。
・ワイヤー12本(左)
…隙間が狭いので中にワイヤーについた生地が取りにくい
・ワイヤー6本(真ん中)
…隙間が広いので、生地がワイヤーの中に入って混ざりにくい
ですので、ワイヤー8本がベスト!
適度な隙間でワイヤーの内側に生地が入りにくく、ワイヤーについた生地も取りやすいです。

隙間に入った生地も計量しているのだから、きちんと取らないともったいないんですよ。
あとは、ドレッシングなどを混ぜるようの小さいしずく型のものもお菓子作りには向かないのでやめた方が無難です。

小さいと、隙間に生地が入って取れないし、とにかく泡立てるのに時間がかかる!
大きさは「#9(ナンバー9)」の27cmが一般的な大きさで万能です!
⑤俵型ビーターのハンドミキサー
小嶋ルミ先生のレシピを作るのに最近、Panasonicのものに買い替えました。
これの一番いいところはビーター(混ぜる羽根の部分)が俵型になっているところ。
そのおかげで、生クリームや卵が効率よく泡立ち、しかもビーターについた生地が取りやすいです。
ハンドミキサーを選ぶときは
《選ぶ基準》
・ビーターが俵型のもの(しずく型や先がすぼまっているものは×)
・ビーターがワイヤーのように細くないもの
・ビーターの先が割れていないもの
を基準にするといいと思います。
アイリスオーヤマのハンドミキサーも上記の条件を満たしていて良いですね。
今まで使っていたのは、このテスコムのもの。ビーターがしずく型のものは現在は販売していないようです。
ビーターがしずく型のため、ボウルの側面についた生地が混ぜにくいです。パワーがあって気に入っていたのですけどね。

ちなみに、ハンドブレンダーやフードプロセッサーに付属している泡立て器はお菓子作りにはおすすめしません。
なぜなら、泡立ちが悪く、生地飛び散ったり、バターなど力を入れて混ぜるものには向かないからです。
コーヒーのフォームミルクを作ったり、ほんの少し生クリームを泡立てるといった用途には便利ですね。
⑥網が2重の粉ふるい(ストレーナー)
今使っているのは、網が2重になっているこちらのストレーナーです。

以前は、こちらの100円均一で買った粉ふるいを使っていました。
というか、これは本当は粉ふるいではなくてきっと「うらごし器」ですね(笑)

粉が細かくなればこれでいいじゃん、と思っていましたが、まあ買い換えたものを使ったらとても使いやすいの!
網が2重なので1回ふるうだけで、粉がきめ細かくなるし、柄がついているので、ボウルの上に粉をふるうのにも飛び散りが少なくて便利!
粉ふるいは、
《選ぶ基準》
・握ってシャカシャカするタイプでないもの(粉が溝に残ってしまう)
・網が2重になっているもの
・ボウルにかけるフックがついているもの
・足(台に直接つかないようにする金具)がついていないもの
といったものを選ぶといいです。
粉をふるわないで使うと、粉が空気を含まないので混ざりにくく、ダマ(混ざっていない生地の塊)ができて口当たりが悪くなります。
似たような、スープこし、ざる、湯切りざる、(私みたいな)うらごし器、みたいなものもありますが、これは別!ですよ。
これから買うなら初めからいいものを買っておきましょう!
⑦何度も使えるオーブンシート
最後はこれです。使い捨てのものもありますが、何度も使えるものが便利です。
このオーブンシートのサイズは25cm×30cm。

私が使っているビストロの天板(縦26cm×横37cm)は1枚だと小さいので、2枚敷いています。
8年以上?くらい使っていて色は濃くなりましたが、劣化することなく性能は変わっていません。すごい耐久性です。


クッキーの生地もはりつかず、天板からの火の通りもいいですよ。
グラスファイバーが入っているので、洗うときだけはくしゃくしゃにしないように気を付けて洗っています。
大体のオーブンは天板が2枚くらいは入るようになっているので、オーブンシートは最低2枚、天板が大きいなら4枚(1つの天板に2枚ずつ)あるといいですね。
お菓子屋さんが使っているシルパットやシルパン
なんていう、高級なシートもありますが、初心者さんならこのオーブンシートで十分作れますよ。
お菓子作り道具のまとめ
自宅でお菓子を作り続けて思うのは、
おいしいお菓子はいい道具から!
ということ!

道具をケチって、安いものを使っているとやっぱり上手にできないんですよね。
・卵がぜんっぜん泡立たないよ、スポンジ生地ができないよ!
・ボウルに生地が残って取りにくいだおぉぉ
・効率よく混ざらなくて生地のふんわり感が消えたYO
・ゴムベラ溶けたぁぁ…!オーマイガッ!!
こんなこと、よくありました…私もいろんな道具を買って使ってみて、失敗して気づいたんですよね。
ですので、これからお菓子作りを始める方はぜひ、失敗しない道具を選んで欲しい!と思ってます。

道具のせいで上手に作れなくて、初めからお菓子作りが楽しくなくなっちゃったら、残念ですからね。
ぜひ、参考にしてみてくださいね♪